トレーナーの備忘録

日々忘れ行く知識を常に新しく残しておくための備忘録として

何度も確認しても足りない、人の命を守るために必要な一次救命処置

トレーナーとしては当たり前でありたいところですが備忘録として。

 

どんなトレーナーにとってもリスク管理が最も大事なこと。

特に選手やクライアントがいきなり倒れたり意識を消失した際に行う一次救命処置は、医療従事者に引き継ぐ(二次救命処置)までしっかりと命をつながなければなりません。

判断の遅延や誤りで助からない命があるということを深く念頭に置く必要があります。

 

 

一時救命処置について引用を多めでまとめてみましょう

(自分でまとめるより、究極にまとめてあるサイトがたくさんあるため・・・)

 

一次救命処置(BLS)とは?

 呼吸が止まり、心臓も動いていないと見られる人の救命へのチャンスを維持するため、特殊な器具や医薬品を用いずに行う救命処置であり、胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)、そしてAEDの使用を主な内容とする。             一次救命処置 - Wikipedia

日本スポーツ協会のアスレティックトレーナーは、この一時救命処置の知識技能習得のために日本赤十字救急法救命員の資格取得を義務付けられています。

 

一次救命処置の流れ

日本赤十字社のHPで見られるBLSのガイドラインで進んでいくことが基本です。

www.jrc.or.jp

救急法救命員については更新が必修になっているので定期的に実技を交えた講習を受けに行きます。

 

やっていてつくづく感じるのは、頭では上手に説明できるものが自分のからだと合わせるとガイドライン通りに動くということは非常に難しいということです。

職場やチーム内で定期的に一次救命処置の研修は行うべきですねー

 

研修や実技技能を高めていくのはもちろんですが、実際にガイドライン通りに進んでいくことなんてあるの??って話が実際のところです。

 

てんかん熱痙攣心不全との見極め

・ゲーム中の選手が倒れた時に入っていけるタイミング

・救護室がない時の対応

・担架がない時の移動させる方法、または移動させていいのか問題

・対応できる人が一人しかいなかったら

 

ぱっと考えられるものでもたくさんありますね。

ガイドライン通りのシチュエーションで行くことのほうが圧倒的に少なく、そのたびにトレーナーは臨機応変な対応を求められます。

 

そのことを念頭に入れて新しい現場の際は、救急経路や危険な場所がないかの確認

AEDがどこにあるのかの確認などは必須で行っていくことが大事

 

ここまでやれば安心ということは絶対ない知識なので、重ねて頭に叩き込んでおきたいですね。

能動的に動け!ゴンドラの猫とは??

 

ゴンドラの猫という心理学の実験があります。

 

奴隷を働かせるような器具で?生後間もない猫を対面に2匹配置させる。

片方は自分の意志で歩け(能動猫)、もう片方はゴンドラに配置され、自分で歩けないようになっている(受動猫)。

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ゴンドラの猫

片方の猫が動くときにゴンドラに乗せられている猫は同時に進むため進む世界は同スピードであるが、受動的に動かされていた猫は自らのボディーイメージの欠如から自由環境下では階段から落ちてしまったりリーチ能力、回避能力が能動猫に比べ低い結果になったのである。

 

 

距離感やバランス能力などの体を動かす認識は与えられて育つのではなく、考えることや自身の経験を通して能動的に行動を起こしていくことで自らのボディーイメージ向上に寄与することが分かった。

 

これが社会的な能力ともイメージが結びつけやすいことは興味深いこと。

運動も、社会的な行動も、自ら考えて能動的に過ごしていける人間になろう!

相手が何を考えているかわかる?「アイアクセシングキュー」について

日常の会話や相手とのカウンセリングで相手が何を考えているかわかりたい、と思うことがあります

 

カウンセリングテクニックのひとつとして使われているアイアクセシングキューについて紹介します。

 

これは自分からみて相手がどちらの方向を向いているかでどう次の会話を生み出していくかを示した図になります(拾い画です、すいません。。。)

 

 

少し理解しにくいのでさらに斜めの四方向をまとめてみます。

 

左上:想像力を働かせ、ないものをひねり出そうとしている(嘘をついている人に多い。)

左下:体験した感覚、情動に関する記憶をたどっている

右上:物理的に体験した記憶をたどっている

右下:内部対話、葛藤や自問自答をしている

 

カウンセリング的に注意した方がいいのは左上と右下でしょうか。

左上は自分を守るために偽る理由がある、もしくは相手に不信感があり正確な情報を伝えたくないという可能性が考えられます。

相手のことをしっかり理解してトレーナー側も心を開いて接することが大事になりそうです。

 

右下は相手への信頼が少ないことや相手の説明に納得や同意ができないときに起こることがあるようです。

説明が上手に行えていたか、元々のパーソナリティーとして自己肯定感が低くないかを考える必要があります。

 

 

カウンセリングや会話から見えるノンバーバルコミュニケーションから相手を理解することで信頼できるトレーナーの一歩になるのではないでしょうか。

 

 

俄然、人間観察が楽しみになりましたね。笑

ブロードマンの脳地図

 

 

大脳が主に感覚機能の統合、身体活動、精神活動まで様々な感覚をつかさどっている。

スピリチュアル界で時たま話題になる問いである「意識がどこにあるか」という解として最も近い存在が大脳なのではないかと考える。

 

また、大脳の部位にも役割がありそれぞれの区画で分けた名称を領野と呼ぶ 

 

ブロードマンの脳地図

 

大脳皮質の機能がどこにあるかを示す簡易的な地図のことであり1909年にブロードマンにより発表された。

領野が近い感覚は統合する際のヒントになる。

過剰になりやすい感覚がある場合、その周りの領野にアプローチすることでその感覚に干渉することができることが示唆されている。(ケーススタディとしてもあげられたらいいな)

 

以下がブロードマンの脳地図の領野名称である。

詳しい領野の説明も時間があったら。

(*) ヒト以外の霊長類でのみ。

 

 

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%84%B3%E5%9C%B0%E5%9B%B3

このブログについて

 

はじめに

備忘録としてブログを書き始めることにしました。

このブログは自分のためという思いが強く、その時に自分が勉強している内容や気になるトピックをつらつらと書き記していくものになります。

 

 

 このブログへの思い

私の性格上、自分本位の勉強ではなく、誰かのためになるようにという思いがあってこの仕事をしているため、このブログの内容も誰かの助けになってくれていれば一石二鳥にも三鳥にもなるかなぁと思います。